コロナ禍になる前は、国内・海外問わず、
かなり出張する機会が多かった。

昔、旅人していた経験があるので、
抵抗やストレスはなく、むしろ東京にいる時よりも、
たくさん寝られて、リフレッシュできる感じもある。

本来は出不精なので、撮影するために、展示するために、
こういった出張の機会があることは、自分にとってはバランスがいい。

週末は、京都出張だった。
今年は、写真展が全国を巡回する予定で、
https://twitter.com/yukiao/status/1511654882130165763 

その一発目が京都で、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」と全く同じ会期に展示する。
(サテライト展示とかではなく、完全に私が一方的に会期を合わせているだけなのだけれど)

京都展は、ソラリーマンをメインにした。
実は、全体的に今年はソラリーマンをメインにしようと思っていて、
もちろん、少女礼讃も、スクールガールコンプレックスも、展示してはいくのだけれど、
今年から2025年ぐらいまでは、いかに自分の中でソラリーマンという作品を進化・深化させるかというテーマがあって、
元々「サラリーマンの父親の死」がきっかけになっている作品なので、
自分がもう若者目線、子供視点ではなく、むしろ跳ぶ側になっているなかで、
まだまだ、出来ることはあるんじゃないなと思いながら、撮影を続けている。

昨年秋頃から、かれこれ40名ぐらい?撮影させていただき、
写真は楽しい、それ以上の何者でもなくていい、という原始的な感覚を取り戻すことができて、そろそろ、ちゃんと考えながら作品を作っていくステージに来てる感じがある。

そんななかで、展示していくことによって、必然的にリアクションも増え、
周りからも、ソラリーマン撮ってる人というイメージを持ってもらうようになり、
これから10年、20年後の写真活動を見据えて、取り組んで行こうと思う。

安易な方、わかりやすい方、お金になる方に、目が心が惑わされないように、
地道に、真面目に、写真や生活と、向き合っていきます。